【都市伝説解体センター】クリア後の感想【Steam/Switch/PS5】

ゲーム

怪異を解き明かすミステリーアドベンチャー

<公式サイト>


ただの感想、レビュー記事なので読むに値しないレベルの垂れ流し構文ではあるが
世間的に非常に評価が高く、ADV(アドベンチャーゲーム)なのにここまで高評価なのは何故???といった疑問から解決までを個人的に語り申し候

・ネタバレ含まない話とか
・ネタバレ含んだ話
・結論

で語っていくこととする

ネタバレを含まない話

結論、非常に素晴らしいミステリーアドベンチャーゲーム
その一番素晴らしいと思った点はやはり、

とっつきやすさ

この一点が素晴らしいに尽きる

そもそもアドベンチャーゲームって?

ADV、云わばアドベンチャーゲームとは、プレイヤーが主人公の行動を決定して物語を進めるゲームジャンルで謎解きや探索が中心であり、プレイヤーの選択によってストーリーが展開する

代表作といえば、科学ADVの金字塔「シュタインズ・ゲート」、恋愛ADVでkey作品「CLANNAD」、もっと古ければホラーADV「かまいたちの夜」等が挙げられ、特に「シュタインズ・ゲート」はニコニコ動画や少しオタクっぽい作品を触れていればもはや教科書的な存在である

とはいえ、こういった類のゲームは初心者にはかなりとっつきにくい
何故ならゲームといいつつ、実のところ選択肢を選ぶだけ、ちょっとした謎解きをするだけ、といった感じで能動的に実施する”ゲーム要素”が少ないのである
また、話がメインとなるのでメインのお話はかなり壮大なストーリーになり、かなり複雑化、単調化しやすくなり、どれだけ面白くても途中で放棄してしまう恐れが多分にある
特に教科書的存在である「シュタインズ・ゲート」ですら、初心者にはおススメしにくい
時代設定背景が2010年のオタク文化真っ盛りの内容だから、という場面もあるが、一番の理由は話が長いのである

かもろうる
かもろうる
当時からも絵柄が世間的に’オタク’っぽいものが多めなのもある

そういった課題がある中、この「都市伝説解体センター」というADVゲームはその点を解消しており、1話あたり1,5時間~2,5時間程度で完結している
ダレそうだな~といったタイミングでこのゲームの神髄である『解体』、、いわゆるその話の種明かしシーンとなるので、物語性も高いなか、ダレずに進めることができた
ここが個人的に非常に評価が高いとしており、初めてADV(アドベンチャーゲーム)ゲームを触れる人には、非常におススメできる作品なのは間違いない

謎解き

おそらくではあるが、簡単な部類に入る
自分で入力する形式等ではなく、答えが選択式の穴埋め問題や3択、4択形式であり、間違ってもデメリットが存在しない
特に間違った選択をしたときに、ゲームオーバーとなってやり直しといったデメリットがないのが非常にプレイしやすい
なので気軽に謎解きを楽しむことが出来て、お話を忘れることなくサクサク進めるのが非常に良かった◎

また、謎解きとは少し異なるが”ゲーム”性として今風の一風変わった要素「SNS調査」というものがあり、斬新なゲームシステムとなっており、これもまた今風なのでのめり込みやすい

かもろうる
かもろうる
これに至っては某SNSのあやかり

プレイ環境

著者はsteamで購入したので必然的にクソデカモニターでプレイしたが、ドット絵を基調としているので大画面には不向き(ドットの格調がはっきり見えすぎるので目がチカチカする)
やるなら、ほどよい画面(1920×1080)かSwitch等の比較的コンパクトな環境でプレイするのがおススメかも

ネタバレを含む話

ここかららネタバレ全開ブイブイの感想なので、注意!!!!

タップで開く(ネタバレ話を見る)

ここからは、どちらかというとよくない点ばっかりになる。
全体面白かったけど、、、、、、、「シュタインズ・ゲート」や「十三機兵防衛圏」のほうが丁寧で面白かったなぁって(当たり前体操)

特に評価として落としたのが一番最後の展開がおそらく、あまりよくない
あざみーと廻の二重人格説は第6話のあたりの不自然な念視の配置を見るになんとなく理解できるが、3重人格目(いわば主人格)が妹!?!?どっから出てきたんや!???ってなる
妹が存在してて、、とかそんな描写あったかな???どんでん返しとしてもちょっと突然すぎてインパクトには欠けるかも

あまりADVを経験していない人にはかなり刺さるのかと思ってはいるものの、他作品を見すぎているせいで最後の展開は’そういうことです、、か’みたいな冷笑系になってしまう(よくない)
多分そういったエグイどんでん返し系は先の代表作「シュタインズ・ゲート」や、ADVではないがミステリー系で「ダンガンロンパ」「逆転裁判」とかのほうが、衝撃は大きい(規模が違いすぎるので当たり前体操(2回目))
あくまでこのゲームの非常に高い評価の理由はとっつきやすさ、なのでヘヴィユーザー(もといクソ厄介オタク)には少し物足りなさは感じる

とはいえ、それ以外は素直に紐解いていけるシンプルなミステリーなのではないかと思われれる
メインキャラでありお助けマンでもある廻クンの不自然な言動やSAMEZIMAの管理人説はADVを慣れていない人でもわりかし展開は読みやすい
最終話の如月の研究室で富入が見る(認知する)ことができないメモだったり、上記にもあるとおり物語の演出上、不要な念視(あざみーが映っているシーン)等でなるほど、となりやすいのは非常に良い◎
また、SNS調査で何気なくポストしている内容が意外にも伏線だったりする点も非常にGOOD(読み飛ばしやすく、ふーん、で終わりやすいけど実は、、、なのは非常に演出が良い)

それよりもGR(グレート・リセット)の顛末が、この世の個人情報の流出にはちょっとオォンとなった
ペルソナ5の大規模バージョンですやん、、、って感じ。リセットではないですやん?
個人的には、そもそもこの世界が仮想世界だったり、全人類が仮想人格として既に形成されたの話で、もう一度世界を構築しなおすためのリセットで、、、とかクソ勝手に予想してた

あとは、微妙にホラー演出が多め
第2話はそういったテイストの内容だったのでなんとなくわかるけど、蛭塚村に出張行ったときの村人登場シーンとか、ドッペルゲンガーの演出とか、なんかホラーしたかったんかな、とか思いがち(よくない冷笑系批評)
各所のレビューでホラーではないよ!!!とかいいつつ、ゴリゴリそういう要素盛り込んでますやん!とか思った。ホラー耐性ない人はそれホラーですから!!!となるよこんなん。嘘やめちくり(ホラーいけるけど、やっぱり苦手マン)

また不服なのが、第2話の解体シーン
なんとなく、犯人は公園にいる女性の人っぽいな~みたいな流れはあるもの、急に廻が「屋敷サラ」って調べて、とか言い始めて『解体』して、家に戻るとメアリーがぁぁぁぁっていうシーン
流石に展開ジェットコースターすぎる。いきなりすぎんか?あの人の下りもうちょい深堀りしたほうがよかったんじゃないか、とか思った

と、ここまで不満ばっかだが、一番良かったシーン、、というより面白かったと思うのは第4話
奇怪な模様の箱が送られてきてて、呪いのハコとして送られてくる呪物、、、、でも実は意匠の入った模様でただの茶箱だったという展開は全部のお話の中で、めちゃくちゃ『都市伝説』してるやん!!!!ってなり申した
一番素直に『都市伝説』で『解体』したって思いスッキリした話に落とし込めてるな~と感じた

あと良かったシーンは最終話であざみーがアイ・オープナーするシーン
私はやりませんよ!!!とかいいつつも、最後の最後でやっぱりするヤーーーンってなって、展開がアツすぎるやろ!!

最後に、公園の管理人のおじちゃん
最後まで疑ってごめん。ほんまにただのおじいちゃんやったわ(合掌)

総評

めちゃくちゃ面白かったのは間違いなく、特にADVゲームをしたことない人には特におススメできるゲーミング
世間的に非常に評価される面も批評についても大いに納得できる部分があるので、その共感は是非体験して遊んでほしい

(オマケ)公式MVはめっちゃよかったのでリンク貼っときます
『都市伝説解体センター 主題歌「奇々解体」ミュージックビデオ』

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